足のしびれの症状とその原因、治療方法
腰の痛みなどはないのだけど、
足にしびれを感じることがある
という方おられませんか?
しびれ感が末端に来れば来るほど
重症度が高いといわれる
足のしびれの症状とその原因、
治療方法についてお話します。
足のしびれの症状とは?
足のしびれの症状は
明らかにしびれだと分かるものから、
そうでないものまであります。
またしびれを感じる部位も、
太ももの裏側だったり表側、
ふくらはぎ、足の指先と
一部に感じるパターンと、
広い範囲でしびれるパターンが
見られます。
さらに足のしびれが重度になると、
手でその部位を触った時に、
感覚が鈍かったり、
冷たく感じることがあります。
また親指の力など
筋力の低下も見られます。
このしびれは
神経が圧迫されることで起こる
神経性の物と
血流が阻害されることで起こる
血流性の物が見られます。
足のしびれの原因は?
このような
足のしびれを引き起こす病気には、
病気が原因となるものと
骨格や筋肉の問題の
大きく分けて
2つの原因が存在します。
病気の症状として考えられるのは、
糖尿病、膠原病による神経障害、
副甲状腺機能低下症を伴う
ホルモン異常などがあげられます。
骨格や筋肉の問題としては、
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、
足根管症候群などが考えられます。
腰椎椎間板ヘルニアは、
腰椎の間にある椎間板が
後方に飛び出ることで
神経が圧迫される状態であり、
脊柱管狭窄症は
何らかの原因で
脊髄の通り道である脊柱管が狭くなり
圧迫を受ける状態です。
また足根管症候群は
骨折や捻挫など起こしてしまった後や
静脈瘤などが引き金となり
神経を圧迫する状態です。
足のしびれにおける一般的な治療方法
最後に足のしびれを引き起こす
様々な症状の治療法について
確認していきましょう。
病気が潜んでいるケースは
内科や泌尿器系を受診して
治療を行ってもらう必要があります。
一般的に左右の両方の足に
しびれがある場合は
内科的な病気の可能性が高いといえるでしょう。
一方、筋肉性など
整形外科的な症状の場合は
片側に起こることが多いとされています。
また椎間板ヘルニアに関しては、
まずは整形外科でMRIをとってもらい、
椎間板の状態や
突出具合を確認することです。
その上で、保存療法で治療できるのであれば
それに越したことはありませんが、
症状が重度な場合は
手術で飛び出た椎間板を
取り除くことが必要となります。
整骨院などにおいては
保存療法がとられますが、
骨格を整えることで
椎間板を中に戻したり、
マッケンジー療法と言われる
体操を用いながら
治療を行う方法などがあります。
脊柱管狭窄症に関しては、
脊柱管を狭めている原因を
レントゲンやMRI画像などで
確認してから治療方法が取られます。
こちらも保存療法
もしくは手術療法があります。
足根管症候群に関しては、
偏平足などが影響して
足のアーチが崩れることも原因となるため、
じん帯を補強する筋肉のトレーニングや
足の骨のズレを治すことが大切です。
足のしびれの症状は、
重度になると
歩くのに支障をきたすなど、
日常生活にも
大きな影響を与えてしまいます。
しびれが気になり始めたら、
まずは病気の原因がないのかも
視野に入れて
検査を受けるようにしましょう。