膝痛の症状とその原因、治療方法
膝痛というと
以前はお年寄りが引き起こす症状と
思われがちでした。
しかし最近では
育児中のお母さんや学生でも
膝痛に悩む方が増えてきています。
老若男女に広がる膝痛の症状や原因、
さらには治療方法についてお届けします。
膝痛の症状とは?
まず膝痛に関してですが、
痛みを感じる部位も
原因によって異なります。
高齢者に多いのが
膝の内側やお皿のあたり、
お皿の裏側などに痛みを感じるケースです。
立ち上がろうとするときや、
階段の上り下りなどで痛みを感じたり、
力が入りにくいという状況が起こります。
育児中のお母さんに多いのは
膝の内側及びお皿のあたりに
痛みを感じやすいものです。
同じく立ち上がりや、
階段の上り下りなどが
痛みを感じるタイミングです。
スポーツなどをしている学生に多いのが、
お皿の前側や膝の裏側に
痛みを感じるケースです。
また成長期の子供も
お皿の前側に痛みを感じるケースがあります。
膝痛の原因は?
では膝の痛みを起こす原因を
探っていきましょう。
1.変形性質関節症
年配の方がよく
軟骨がすり減ってといういい方をするのが
このパターンです。
年齢とともに歩くことなども減り、
筋肉量が減ることに加えて
半月板と呼ばれる軟骨組織が
すり減ることで痛みを生じます。
2.筋力低下によるもの
膝に関係している筋肉は
いくつかありますが、
その中でも内転筋と呼ばれる内側の筋肉は
衰えやすいものです。
この筋肉の低下により
内側の半月板が引っ張られ、
立ち上がり時などに痛みを生じます。
3.筋肉の使い過ぎによるもの
膝周りの筋肉の1つである大腿四頭筋は
日々使われる筋肉で
疲労がたまりやすい状態です。
この筋肉のうち大腿直筋という筋肉は
膝のお皿の下方に付着していることから、
膝の曲げ伸ばしなどで
腱部分がこすれ合い痛みを引き起こします。
またサッカーなど激しいスポーツなどで
半月板や靭帯損傷が起こり
痛みを起こるケースもあります。
膝痛における一般的な治療方法
膝痛における
病院での治療方法としては、
ヒアルロン酸の注射や
痛み止めの処方が一般的です。
またリハビリとして
筋肉トレーニングなどを
アドバイスされることもあります。
膝の変形具合がひどい場合などは
人口膝関節に置換する手術方法が取られます。
整骨院などでは
主に膝周辺の筋肉バランスを整えたり、
膝の関節の動きを良くすることで
膝痛に対応します。
また痛みが起こりにくいように
テーピング療法や鍼治療も用いられます。
膝痛は
体重の増加などが原因でも起こりやすく、
一度痛みを起こすと繰り返すことも多いものです。
何か痛みがあったときは
無理をせず筋肉を休めたり
検査を受けるようにしましょう。