自律神経失調症で起こる各種症状と原因、治療方法
自律神経失調症というと
原因が特定しづらく、
ストレスや疲れのせいにされがちです。
しかし、症状があるものには
原因が必ずしやあるものです。
今回は自律神経失調症に着目して、
その症状や原因、治療法を
さぐっていきましょう。
自律神経失調症とその症状とは?
まず、自律神経失調症で引き起こされる症状は
実に様々あり、その強度にも個人差があります。
また自律神経失調症だとされるすべての人に、
同じ症状が表れるとは限らないことも特徴の1つです。
以下に身体に起こる具体的症状を
ご紹介しましょう。
・身体の慢性的なだるさ
・頭痛、頭の重い感覚
・耳鳴り、めまい、ふらつきなど
・身体や顔のほてり
・動悸、呼吸の苦しさ、胸が苦しくなる
・下痢、便秘、及び双方を繰り返す
・眠れない、眠りが浅い
・微熱が続く
・手足がしびれる
・光がまぶしく感じる
・汗をよくかく
・食べ物を飲み込みづらい
・手足が冷える
・残尿感がある、もしくは頻尿気味である
続いて気持ちなどの
メンタル面での症状をご紹介します。
・気分が訳もなく沈んだり落ち込む
・不安になる
・イライラする
・感情の浮き沈みが激しくなる
・やる気がわかない
多くの場合、
身体とメンタル面の両方に症状が表れます。
自律神経失調症の原因は?
では自律神経失調症の原因には
どんなものがあるのでしょうか?
1.ストレスによるもの
ストレスは自律神経である交感神経と
副交感神経のバランスを崩してしまうことから、
自律神経を司っている
様々な臓器に異常が起こりやすくなります。
またストレスにも種類があり、
家庭や職場での人間関係でのストレス、
環境の変化によるストレス、
社会的に求められる役割に対するストレスなど
様々あります。
2.身体の歪みによるもの
あまり無関係に思われがちですが、
背骨などが歪むと
その脇を走行している自律神経が圧迫されます。
また筋肉バランスが崩れることで
自律神経の働きが阻害されるのです。
3.気温や湿度の急激な変化
気温が暑すぎる、寒すぎること、
また湿度が高いという不快感も
自律神経のバランスを崩す原因となります。
これらの原因が複合的に絡み合って
自律神経失調症は起こります。
自律神経失調症における一般的な治療方法
最後の自律神経失調症の治療方法について
見ていくことにしましょう。
現在起きている頭痛などの症状を
薬などでおさえることも必要ですが、
それでは根本的な治療にはなりません。
そこで、ストレスが原因であるものに関しては、
カウンセリングを取り入れるなどして
ストレスの軽減を図ります。
またご自身でも
ストレスを出来るだけ溜めないように工夫したり、
たまったストレスを
好きな趣味などで解消させる努力も必要です。
身体の歪みから起こる
自律神経失調症症状に関しては、
接骨院や整体などで
骨格のバランスを整えていく治療が一般的です。
同時にご自分でもストレッチなどをして
歪みが戻らないようにしたり、
身体を歪める姿勢を避けることも大切です。
ストレスが多い昨今、
自律神経失調症になる人も増えています。
なかには恥ずかしいことだと思い、
治療を受けず
自分でどうにかしようとする方もおられますが、
早期改善には治療も併用するのが早道です。