自律神経失調症の予防に知っておきたい3つのポイント
自律神経失調症の予防に知っておきたい3つのポイント
1 生活リズムを見直す
自律神経は、1日の生活の中でも、
交感神経が優位になったり、副交感神経が優位になったりと
その時に緊張すべきかリラックスすべきかに
よって切り替わっています。
自律神経がうまく働かないということは、
この切り替えがうまくできていないと言ってもいいかもしれません。
ただ、一日の生活にはリズムがあり、
そのリズムを規則正しく繰り返すことによって、自律神経も調整しやすくなってきます。
逆に、夜ふかしや不規則な食事などで
生活リズムが乱れると、
交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなって
自律神経のバランスが崩れやすくなります。
1日の生活リズムを整えておくと
自律神経の切り替えに無理がかからなくて自律神経失調症の予防になります。
特に、しっかり睡眠をとって睡眠時間を一定にすることは、
昼と夜のメリハリがついて自律神経を整えることに役立ちます。
2 自分が心から楽しいと思えることをする時間を作る
自律神経失調症は、心因のストレスが原因で発症することが多いので、
自分が本当に楽しめることや、
ストレスが発散できる時間を持つことが大切になってきます。
人によって、心から楽しいと感じることは違うと思いますので、
あなたにとって心から楽しめる
休養時間を作ることが大切です。
また嫌な事があった場合に
そのマイナスの感情を抑え込んでしまうタイプの人は自律神経失調症になりやすい
と言われています。
そのようなタイプの人はそのマイナスの感情を発散させることも大切ですし、
楽しい時のプラスの感情を外に出すことでも自律神経失調症の予防につながります。
3 症状にこだわりすぎない
長い人生の中では、ストレスがどうしてもたまってしまう時もありますし、
季節の変わり目など体に負担がかかるような時もあります。
そのような時には自律神経のバランスが崩れて体調を壊すということは、誰にでもあることです。
その不調をどう受け止めるかは人によって違いがあります。
ちょっとした不調を大げさに受け止めて
いつまでもくよくよしていると、
それがさらにストレスになり、
自律神経失調症を進めてしまいがちです。
いつもプラス思考でいることは難しいですが、
余りにもマイナス思考が強いと症状を大きくしてしまうので、くよくよしないように意識してみましょう。
最後に・・・
以上のことを意識して生活することは、
自律神経失調症を予防するために非常に有効だと思います。
ただ、自律神経は、自分でコントロールすることができませんので、
一旦自律神経失調症になってしまうと、悪循環が起こってしまいます。
そして、いつまでも改善できなくてどんどん悪化させてしまう前に、
専門の医療機関や当院にご相談ください。
どうしてもうまくいかないときには、助けを求めて、
自分一人で抱え込まないことも大切です。