肩甲骨間の痛み(背中の痛み)の症状とその原因、治療方法
肩コリもあるんだけれど、
なんだか背中が痛むという症状を
お持ちの方も多いものです。
柱などで当てて、
ゴリゴリしたいような気持ち悪さを
感じるのがこの肩甲骨の間の傷みです。
単なるコリだけではない
怖い病気の可能性もある
肩甲骨間の痛みの症状と原因、
そして治療方法についてご紹介します。
肩甲骨間の痛み(背中の痛み)の症状とは?
肩甲骨間の痛み、
背中の痛みを訴える方に多い症状の多くは、
ある1点が割とピンポイントで痛い場合と、
肩甲骨の間辺りがぼんやり重だるいという
広い範囲で症状を感じるケースがあります。
また痛みがある部位を押すと
圧痛を感じることもあったりと、
コリなのか何か内臓が悪いのかと
分かりにくいのも特徴です。
肩甲骨間の痛み(背中の痛み)の原因は?
ではそんな肩甲骨間の痛みで
考えられる原因を探っていきましょう。
1. 肋間神経痛が原因となるケース
私たちの上半身には
肋骨という骨があります。
その間を通っている神経が、
筋肉の緊張だったり
なんらかの原因で圧迫を受けることで、
痛みを感じます。
くしゃみや伸びをした時にも痛みを感じ、
時にはストレスが原因となることもあります。
2.頸椎椎間板ヘルニアが原因となるケース
首の骨と骨の間にある椎間板が
飛び出ることで神経を圧迫し、
その痛みが肩甲骨に起こるケースもあります。
頚椎椎間板ヘルニアの初期症状で、
症状が進行すると手にしびれが起こるようになります。
3.胸郭出口症候群
胸の前を走っている胸筋という筋肉が
緊張をすることで、
鎖骨の下あたりで
神経が圧迫され痛みを発する症状です。
このケースは
腕への重だるさを併発することが
多く見られます。
4.胃潰瘍などの内臓疾患
胃炎や胃潰瘍といった
内臓の疾患も、
背中の痛みに繋がりやすいものです。
マッサージや
筋肉性の治療を行ったにもかかわらず
痛みが消えないといった場合は、
内臓異常も考えないといけません。
肩甲骨間の痛み(背中の痛み)における一般的な治療方法
では最後に、
肩甲骨間の痛みの治療方法を
ご紹介しましょう。
肋間神経痛の場合は、
神経を圧迫している原因を探り
それを取り除く治療が必須となります。
筋肉が固まっている場合は、
それらを緩める治療が必要です。
また痛みが強い場合は、
病院では薬が処方されます。
頚椎椎間板ヘルニアの場合は、
病院では
牽引などの物療を行うことが
ほとんどです。
また飛び出た椎間板を
レーザーで焼き切るといった
手術方法が捉えるケースもあります。
その一方で整骨院などでは、
椎間板を中に押し戻す治療が施されたり、
身体のバランスを整えることで
痛みを軽減させ、
かつ再発を防止していきます。
胸郭出口症候群に関しても、
猫背の姿勢を改善させる矯正治療がとられたり、
姿勢を正しく保てるための
骨格矯正が行われます。
胃炎など内臓疾患に関しては、
薬などで炎症を抑えるなどの
治療方法が取られます。
肩甲骨間の痛みは、
長引くと握力の低下を引き起こしたり、
内臓疾患が隠れているなど
放置すると危険なことも多いものです。
だるさやコリが気になるときは、
まずは検査して調べることが大切です。