症状別に知る腰痛の原因とは?
腰痛は1つの病気として捉えられがちですが
よくよく問診していくと症状が異なります。
つまり腰痛が起きている原因も
1つではないのです。
腰痛の症状別にどんな原因が考えられるのかを
ご紹介していきましょう。
腰を曲げると痛い
もっとも多いタイプの腰痛が
腰を前に曲げると痛いケースです。
痛みがひどくなると朝顔洗うのに
腰を曲げるのが辛い、靴下を履くのに
腰が曲げられないという症状もあります。
このタイプの場合考えられるのは
骨盤もしくは腰椎部分での捻挫です。
足首以外でも捻挫ってあるの?と思われるかもしれませんが
関節がある部位にはすべて捻挫が起こります。
その為、捻挫した骨盤や腰椎を
安定させてあげる治療が必要となります。
コルセットや骨盤ベルトといったものが
有効な腰痛です。
この腰痛は、重いものを良く持つ方や
骨盤が緩んだままの産後のお母さんなどに
好発する傾向にあります。
腰を反らすと痛い
次に腰を反らすと痛い腰痛には
主に2種類あります。
腰が抜けるような感覚がして怖い
という感覚の痛みの場合は
腰椎のすべり症や分離症が考えられます。
このケースは足に痺れを伴うこともあります。
また腰を反らすと反りにくくて
痛いという場合は
腰の骨が背骨と同様丸まってしまい
スムーズに動いていない椎間関節症が考えられます。
そこで、腰の関節の動きをスムーズにする
治療を行う必要があります。
いつも姿勢が悪くて腰がずんやり痛い
という方、長時間運転していて腰を伸ばしたいのに
伸びないという方はこのタイプの可能性大です。
痺れをともなう腰痛
最後に足に痺れをともなう腰痛は
皆さんが良く耳にする坐骨神経痛が考えられます。
しかし坐骨神経が何によって圧迫されて
痺れが出ているのかは様々です。
腰椎部での椎間板によって圧迫されれば
椎間板ヘルニアになります。
またお尻の筋肉によって圧迫されると
梨状筋症候群という症状になります。
いずれにしても腰の痛みよりも
足に痺れが来る状態は、腰痛の中でも
重度なタイプになります。
放置すると脚力にも影響が出たり
歩くのが辛いということにもなりかねませんので
早々の治療が必要です。
腰痛の原因によって治療方法は変わりますが
このようにさまざまなタイプがあります。
たかが腰痛と軽く考えず
早目の治療が大切ですよ。