寝違えの症状とその原因、治療方法
朝起きた途端に首が痛いと
1日が非常に辛いものですね。
車の運転など
様々なことに支障をきたしてしまう
寝違えの症状と原因、
その治療法について
考えていきましょう。
寝違えの症状とは?
まずは寝違えの症状について
確認していきましょう。
首が左右どちらかに向きにくい、
向こうとすると首が痛くて向けない
というのが一般的な症状です。
首以外にも首を動かそうとすると
背中の筋が痛む、
肩が上がらない、腕が痛い、
しびれを感じるといった症状もあります。
肩コリなどと違い、
痛みが鋭く起こり、
動作と共に起こるのが特徴です。
軽い寝違えだと
1日程度で自然治癒するものもありますが、
数日続いたり、
布団から起き上がるのも辛いという
重度な症状が起こることも
少なくありません。
寝違えの原因は?
では、寝違えが起こってしまう原因は
何が考えられるのでしょうか。
1.枕があっていない
使用している枕があっていないと
寝ている間にうまく寝返りが
打てなくなります。
また、高い枕で寝てしまうと
首の筋肉もリラックスできなくなり、
寝ている間も筋肉を使ってしまい
疲労感が取れないということに
なりかねません。
2.ストレートネックや
肩コリによるもの
ストレートネックだったり、
肩コリがひどいなど
筋肉状態が良くないと、
寝返りなどのふとした時に
筋肉を傷めてしまい、
朝起きると首が痛いという状態に
なりかねません。
特にパソコン作業が多く、
うつむく動作が多い方は要注意です。
3.ストレスによるもの
ストレスを抱えていると、
寝つきがよくない、
夢をよく見る、
夜中に何度も目が覚めるといった具合に
睡眠障害が起こりがちです。
そういった状態で寝ていると
どうしても睡眠の質は低下し、
寝ていても
常に身体が緊張状態となっているので、
昼間の肩コリなど
筋肉の疲れも取れにくくなります。
また血行不良から
筋肉が動かしにくくなり
痛みが起こりがちです。
寝違えにおける一般的な治療方法
最後に寝違えの治療法を
見ていくことにしましょう。
多くの場合、
寝違えで病院などに行く
という意識がない方が
ほとんどでしょう。
ただ、ここで間違った処置をしてしまうと
症状が悪化したり、
長引くので注意が必要です。
まず1つ目に、
温めるのがいいのか冷やすのがいいのか
ということについてですが、
正解は冷やすことです。
急性の痛みには炎症がともなう為、
まずはそれを取り除いてあげることが
先決です。
つまり湿布なら冷シップですが、
しばらくすると体温で温まってくるので
こまめに換えてあげましょう。
2つ目は、
じっとしている方がいいのか、
動かした方がいいのか
ということについてです。
多くの方は、
動かすと痛いので
じっとしていたいと思うでしょう。
しかし柔軟性を持たせ
血流を上げて治す必要があるので、
痛みの様子を見ながら
ストレッチをしていくのがおすすめです。
ただし、寝違えの状態がひどいと
自分一人のケアでは
なかなか痛みがとれません。
そういった場合は、
筋肉や骨格の専門である整骨院などで
処置をしてもらうのが先決でしょう。