呼吸がし辛い症状とその原因、治療方法
特段、激しい運動などを
していないにも関わらず、
呼吸がしづらいと感じていませんか?
今回は呼吸のしづらさに着目し、
症状や原因として考えられること、
そして治療方法を探って行きましょう。
呼吸がし辛い症状とは?
呼吸がしづらいと感じる症状にも
程度が様々あります。
例えば、運動をした後のように
息が切れたり、
酸素が薄く感じるケースがあります。
また、なんとなく胸が苦しく感じる程度の
ケースもあり、
治療などをした後に、
呼吸がしやすいと感じ
初めて自覚するケースも少なくありません。
また頭がぼーっとしたり、
重く感じるといった症状や
締め付けられるように感じる方もいます。
呼吸がし辛い原因は?
呼吸がしづらいと感じる原因には
いくつかありますので、
下記にご紹介しましょう。
1.筋肉性のもの
呼吸をするときは、
肋骨が開いたり閉じたりします。
しかし、肋骨の間にある肋間筋が緊張すると
うまく肋骨が動かず、
吸い込める酸素量が制限されます。
また肩こりなどの影響で
背中の筋肉が硬縮することも
肋骨の広がりを邪魔し、
呼吸のしづらさに繋がります。
2.精神的ストレスによるもの
精神的なストレスが原因となり、
自律神経に異常が起こると
呼吸のリズムが崩れ、
息苦しく感じます。
また過呼吸をはじめとする呼吸発作も、
呼気と吸気のバランスが大幅に崩れ
息苦しく感じたり、
息が吸えなくなってしまいます。
3.貧血によるもの
鉄欠乏性貧血も
呼吸自体はできるものの
体内の鉄分が不足していることから、
ヘモグロビンの減少へと繋がります。
その結果、
充分な酸素が体内に送られず
息苦しさを訴えます。
呼吸がし辛い際の一般的な治療方法
最後に呼吸のしづらさに対する治療方法を
確認していきましょう。
筋肉性の原因に対しては、
まずは固まった筋肉を
ほぐしていくことが先決です。
同時に周りの肩の関節や
呼吸に関係する鎖骨の動きなどの
調整も大切です。
さらに姿勢を丸めているのと
正しているのでは、
肺に取り込める酸素量が格段に違いますので、
姿勢改善も欠かせません。
次に精神的なストレスが
原因となるケースには、
まずはそれを本人が自覚し
軽減する方法を医師とともに探ることです。
さらに更年期障害による場合では
薬で気持ちを落ち着ける治療も有効です。
鉄分不足のケースは、
点滴などの治療や、
栄養指導が行われます。
また、呼吸がしづらいと感じるケースは、
肺や呼吸器の
異常が潜んでいるケースもありますので
様々な観点から
原因究明する必要があることを
知っておきましょう。