こんなトラブルはどうすればいい？交通事故における保険の疑問

交通事故後の保険処理や
トラブル事例によっては
どうすればいいの？と
悩んでしまうケースもあるものです。

今回はよくある交通事故における
保険の疑問についてお答えします。

後遺障害等級に不満があるときは？

Q.後遺障害と認定されたものの
その等級に納得がいかない、
もっとひどい状態のはずなのに？
と感じることは多々あるケースです。
しかし、そのことを保険会社に訴えても
らちが明かない場合は
諦めるしかないのでしょうか？

A.上記のようなケースの場合も
諦める必要はありません。
どのような取るべき手段があるのかを
ご紹介してきましょう。

1.自賠責保険・共済紛争処理機構に
紛争処理申請を行う
→費用は不要ですが
書類取り寄せや交通費は自己負担

2.裁判による処理
もちろん、保険会社への異議申し立ても
加入者の権利として行うことが出来ます。

Q.後遺障害と認定を受け、
保険会社から提示された金額が
不満だったので
弁護士に相談したところ、
等級は変わらないが
より高い金額の賠償請求ができる
と言われました。何故ですか？

A.同様のケースはあり得ます。
それは交通事故における
損害額を算定する基準が
1つではないからです。

・自賠責保険基準
・任意保険基準
・弁護士会基準

上記の3つがあります。
そしてこの中で
最も高額な賠償が可能なのが
弁護士会基準です。

弁護士会基準は
実際の裁判での判例を元に
算定されます。

また裁判になることも
想定されることから、
それに要する費用や
時間がかかるのも事実です。

しかし、賠償額に不服な場合は
弁護士に相談するのも1つの方法です。

Q.交通事故の相手が
自賠責保険にしか加入していません。
自分が被害者であり、
大きな怪我などをした場合、
相手に賠償能力がない場合は
それ以上望めないのでしょうか？

A.上記のようなケースの場合は
残念ながら、
相手の加入している
自賠責保険の範囲内でしか
賠償を受けることが出来ません。

ただしあなた自身が、
無保険車傷害保険に加入していた場合は、
治療費などをまかなうことができます。
この保険は、
対人賠償保険には自動的に付与しており、
契約金額までは賠償を受けることができます。

交通事故の事故処理では
納得がいかないことに
出くわすこともあります。
そんな時は諦めずに
取るべき手段をとりましょう。