こむら返りの症状とその原因、治療方法
こむら返りの症状は
妊婦さんだけでなく、
スポーツをしている人、
肉体労働をする人、
また普通の主婦にも起こります。
長引くと歩くのにも支障をきたす
こむら返りの症状や原因、
治療法についてお届けします。
こむら返りの症状とは?
まずはこむら返りの症状から
確認していきましょう。
ちなみに
こむらとはふくらはぎを指します。
簡単にいうと
ふくらはぎの筋肉が
就寝中などにつってしまう状態を指します。
ズキズキとさすような痛みや
引きつり感が特徴です。
症状の程度によって様々ですが
1週間連続して症状がおこる場合もあれば、
年に数回と単発で起こることもあります。
比較的起こりやすいのが
寝ている時や朝方ですが、
日中に起こることも
ゼロではありません。
またこの症状が起こりやすいのは
妊婦さんや高齢者の方です。
妊婦の方は全体の4割程度の人が
一度は経験している症状です。
ただ多くの場合、
出産後に症状は消えることが
ほとんどです。
こむら返りの原因は?
さまざまな原因が考えられることから、
詳しい原因まではまだ分かっていないのが
こむら返りです。
一説に熱中症などによる
水分やミネラル不足によって
おこるケースがあります。
その為、このケースは
汗をかきやすい暑い夏に
起こりやすいという特徴があります。
汗共に体内の水分だけでなく
ミネラルも体外に
出ていきやすいからです。
また運動不足で
血流が滞りやすい人にも
起こりやすい傾向にあります。
普段あまり身体を動かさない人や、
逆に立ちっぱなしが多いなど
立ち仕事の方にも好発します。
さらに妊婦さんの場合は、
お腹が大きくなるにつれ
腰が反る体勢になり、
神経が引っ張られてしまうことから
筋肉状態が悪くなりやすくなるのです。
こむら返りにおける一般的な治療方法
ではこむら返りは
どのように治療していく必要が
あるのでしょうか?
整骨院などでは、
筋肉の状態を良くするために
マッサージやストレッチを行うことで
疲労性物質を洗い流していきます。
また身体のバランスが崩れていたり
ズレがある場合などはそれらも調整し、
ふくらはぎに過度な負担が
かからないように
治療をかけていきます。
特に妊婦さんなどは
体型的にどうしても腰が反りやすいので、
お腹への負担がないように気を付けながら
股関節や足首の柔軟性をつけていく治療が
施されます。
それに加えて、
自分でもストレッチをしたり
水分をしっかりととっていくこと、
さらにミネラル分を含む栄養素を
バランスよくとる
食事の指導も行われます。
こむら返りの痛みは
すぐに引かず引きずってしまいがちなので、
放置すると
さらに動かなくなり
運動不足になり、
筋肉状態が悪くなるといった
悪循環に繋がりかねません。
ちょっとつっただけと
放置するのではなく
一度ご相談ください。