交通事故の処理に欠かせない!病院でもらう診断書のいろはとは?
交通事故にあい身体に何らかの不調を被った時に欠かせないのが「診断書」です。
実際に事故に合った知り合いが「診断書」を
医者にもらうという話をしていているのを聞いたことがある方も多い事でしょう。
今回はあなたが交通事故の被害者になった時、
後の処理に欠かせない病院でもらう「診断書」のいろはについてご紹介します。
交通事故における診断書とは?
まず交通事故における診断書の基本的なことからお話していきましょう。
診断書には治療を受ける患者さんの診断結果について記載されています。
その書面の中身はと言うと、
病名や患者さんが持っている具体的な症状について、
今後の経過予想なども記載されています。
今後の経過予想と言うのは、
全治1ヶ月とかという記載方法で示されることがほとんどです。
さらに、正式な書面となりますので作成日、
作成者が記載され、それを称する作成者の印鑑が押印されています。
交通事故における診断書は誰が作成するのか?
次に交通事故における診断書は、誰が作成するのかというと「医師」です。
交通事故の治療自体は、
病院だけでなく整骨院や接骨院、整体院、カイロプラクティック院など
様々な医療機関で請け負っています。
しかし知っておいて欲しいのは、
現状交通事故における公的な診断書を
作成することが許されているのは「医師」のみなのです。
そういった意味で、交通事故に合った時はまずは病院に行き、
検査を受けて診断書を出してもらうことが大切です。
どこで治療を受けるかということは患者さんの自由ですが、
後の補償を受ける為には、
まずは病院に行って診断書をもらうことが必須だ
ということを覚えておいてください。
交通事故による診断書はいくら?
続いて気になるのが、医師が作成する診断書にかかる費用ですね。
ここでいう診断書には2種類あります。
1種類目の保険処理に必要となる
「自賠責保険の請求用」に必要な診断書は3000円程度です。
一方、同じ診断書でも「
後遺障害診断」に必要となるものに関しては5000円程度必要です。
この診断書作成にかかる費用は、一旦は被害者が立替えすることがほとんどです。
しかし後程損害賠償対象金として返還されるので、
領収書は必ず取っておいてください。
交通事故による診断書は保険会社にのみ必要?
交通事故における診断書の提出先は賠償金を受け取るために
保険会社にのみ提出すると思いがちですが、それだけではありません。
まず1か所目は「警察」です。
これは賠償責任を加害者に問うためには、
事故を人身事故扱いする必要があるからです。
ここでの診断書は、保険会社に提出するものと異なるため、
全治〇週間などの記載が短かったとしても、気にすることはありません。
2か所目が皆さんご存知の「保険会社」に提出するための診断書です。
こちらの診断書は、
保険金を請求する保険会社の書式がそれぞれありますので、
保険会社にブランクフォームを取り寄せてもらい、
それに記載してもらいましょう。
診断書と同時に作成してもらう必要があるのが「診療報酬明細書」です。
病院の治療に一体いくらかかったのか
という証明がないと支払いが為されないためです。
合わせて作成してもらいましょう。
知っているようで知らない診断書の基礎についてご紹介しました。
被害者になった際、
治療も大変ですが大切な診断書作成について漏れなく請求してくださいね。