首周りだけの寝汗に注意!潜む3つの病気と対処法
こんにちは、病院では治らない症状を改善させるプロ
福井市のおぐら鍼灸整骨院院長の小倉です。
正常な寝汗というのは一晩で約コップ1杯分。
さらに身体全体的にかくものです。
しかし、首周りや頭周辺だけかく寝汗も存在します。
今回は首周りだけの寝汗に着目し、
潜んでいる可能性のある病気と対処法をご紹介します。
1.首周りの寝汗はバセドウ病かも
部分的にかく汗のうち、
首周りだけにかく原因として知っておきたいのが「バセドウ病」です。
甲状腺機能亢進症とも呼ばれ、
甲状腺からのホルモンの分泌異常が原因で起こる症状です。
比較的若い女性に多いバセドウ病ですが、
首周りのべたつく寝汗以外にあまり初期は自覚症状がないのが大きな特徴です。
症状が進行してくると、
喉の渇き感やめまい、抜け毛、生理異常や、眼球突出なども表れます。
また更年期や産後にも起こりやすい症状の1つです。
2.首周りの寝汗は自律神経異常のことも
首周りだけの局所的な寝汗を書く際に注意したいもう1つの病気は、
自律神経の乱れによる症状です。
これはストレスを長く抱えていることで、
眠りが浅いなどといった睡眠障害も併発することがあります。
また、自律神経は心の疲れだけでなく、
身体の疲れが取れない事でもバランスを崩してしまう非常にデリケートな神経です。
その一方で、発汗を促したり、血圧を整える、呼吸を整えるといった生命活動に
非常に重要な働きを持っていることから侮れません。
また一度自律神経が乱れ、長期化してしまうと自分で治すことが難しいケースがありますので、
日頃からご自身の体調管理、ストレス管理を意識づけることが重要です。
3.肩こりからもくる首周りの寝汗
肩こりはいつもあるから仕方ないと思っていませんか?
実はこの長引く肩こりも首周りの寝汗を引き起こす1つの原因になるのです。
首周りは血管やリンパなどが流れていることから、
筋肉が硬くなりその周辺の血管などを圧迫すると汗をじっとりとかくという症状が表れがちです。
デスクワークやネットサーフィンはもちろん、最近多くの方が使用しているスマホも
肩こりの大きな原因となっていますので注意が必要です。
首周りの寝汗の対処法
では、首周りにかく寝汗にはどのように対処をしていけばいいのでしょうか?
まずは寝る1時間前にはお風呂を済ませ、自律神経を安定させて眠ることが1つです。
また晩御飯の後におやつなどを食べてしまう癖は、寝ている間も消化活動が必要となり、
寝汗の原因に繋がるので避けましょう。
そして、眠る前にはブルーライトなどを出すテレビやスマホは
遮断してリラックスタイムを持ちように意識してください。
さらに、首周りに冷たい水で濡らしたタオルを巻き温度を下げてあげることも非常に効果的です。
冷やすなら保冷材の方が効率的と思いがちですが、
冷えすぎると肩こりが悪化したり頭痛が出る原因にもなるので冷やしすぎには禁物です。
眠る部屋には外のライトなどが入り込まないように睡眠環境を整えることも効果的ですよ。
首周りだけの寝汗は、自律神経の問題が大きく影響しますが、
放置すると不快感でさらに自律神経がバランスを崩しがちです。
ご自身でも睡眠環境をすっかり整えていきましょう。