寝汗の働きとは?病気を疑った方がいい寝汗ってどんなもの?
こんにちは、病院では治らない症状を改善させるプロ
福井市のおぐら鍼灸整骨院院長の小倉です。
夜中に目が覚めたら、また朝起きたらひどい寝汗だった。
例えば真夏などだと確かに起こり得る症状ではあります。
ただし病気を疑った方が寝汗もあることを知っておきましょう。
寝汗の働きと量
寝汗は健康な人ももちろんかきますが、寝汗ってそもそもなぜかくのでしょうか?
まずは寝汗の働きから見ていきましょう。
寝汗と言うのは睡眠の質を高めるのに重要は役割をしています。
つまり寝汗とは無駄に汗をかいているわけではありません。
寝ていると部屋の温度や外気温の影響で、体温が上がることが多々あります。
また真夏など暑いとどうしても寝付けなかったり、寝苦しいという症状が起こるものです。
そうなると、朝起きても疲れていたり、眠った気がしませんよね。
そこで、寝汗は体温が上がり過ぎてしまったときに、
汗をかくことで熱を外に出し体温を下げるという働きを担っているのです。
また私たちが眠りにスムーズに入る為には、速やかに体温が下がる必要があります。
そこで、眠くなるときは手足が温かくなります。
子供はこの状態が特に分かりやすいものですが、大人の身体にも同じことが起こっています。
手足が温かくなるのは、熱を放出して、体温を下げるために行われているのです。
このようにしてかく寝汗の量は、一晩で約コップ1杯分とされています。
これが正常な寝汗の役割や働きとそれに必要とされる量です。
この量を超えてかいてしまう寝汗は、
身体に何らかの異常が起こっているサインと考える必要があります。
病気の可能性がある寝汗とは?
一晩にかく寝汗の量が約コップ1杯分というのは多いように感じますが、
その程度では肌着やパジャマが湿るということはありません。
では、病気かもしれない危険なサインの寝汗の兆候とは
どんなものなのかを知っておきましょう。
・急に寝汗の量が増えた
→肥満傾向にある人は、寝汗を多くかく可能性があります。
そうでもないのに寝汗が急に増えるのは要注意です
・長引く寝汗
→アルコールを飲んで寝たなど、一時的に寝汗が増えることは確かにあります。
しかし、そういった理由もなく、寝汗が多い状態が続くのは病気の可能性があります
・寝汗以外にも症状がある
→寝汗が増えただけではなく、例えばどこかに痛みや不快感がある、
眠れないといった別の症状があるのは病気のサインと考えた方がベターです。
ご紹介してきた通り、寝汗をかくことは正常な生理現象ですが、
寝汗はだらだらと寝ている間中出るものではありません。
そこで、朝には肌着などが濡れていることはないのです。
しかしもし朝起きたらびっしょり肌着が濡れているということが続くときは、
身体の異変を疑ってみて下さい。