漢方はめまいに効果的!?処方される漢方の効果を知っておこう!
こんにちは、病院では治らない症状を改善させるプロ
福井市のおぐら鍼灸整骨院院長の小倉です。
めまいがひどくて辛い時、薬を使用して症状を抑えるケースも多く見られます。
副作用が出来るだけ少ないとされる漢方薬に注目してよく使われる薬をご紹介します。
くらくらするめまいには「苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)」
「苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)」という漢方には
いくつかの薬剤がブレンドされています。
五苓散という浮腫み対策の漢方から、利水作用のある
「沢瀉(たくしゃ)」と「猪苓(ちょれい)」を排除し、
代わりに「甘草(かんぞう)」をプラスした漢方薬です。
漢方医学では、めまいを水毒とらえることから、
停滞した体内の水分を循環させることで症状の軽減をはかる為です。
ふわふわするめまいには「真武湯(しんぶとう)」
ふわふわと感じるめまいや立ちくらみには「真武湯(しんぶとう)」がおすすめです。
この漢方は、頭重感やめまいなどに作用する「茯苓(ブクリョウ)」に加えて、
冷えやむくみにも作用する「蒼朮(ソウジュツ)」が配合され、
かつ「芍薬(シャクヤク)」にて痛みを押さえたり、
血流を改善させる生薬が入っています。
さらに、生姜(ショウキョウ)や附子(ブシ)
といった水分と熱を調整する5種類がブレンドされています。
更年期に関連するめまいには「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」
更年期による自律神経の乱れなどが影響するめまいには
「加味逍遙散(カミショウヨウサン)」がおすすめです。
血液循環を活発にしつつ、
上半身の血流やほてり感を押さえることでめまいを軽減させます。
同時にホルモンバランスも整えることで、
身体のだるさやのぼせ感にも対処することができます。
漢方服用時の注意点
漢方は比較的副作用が少ないものですが、
効果を出そうとして規定量以上を服用してしまうと逆効果になりかねません。
また飲み合わせの相性などもあったり、体質によって合わないものも存在します。
その為、めまいは解消されたが、お腹がゆるくなる、
身体がだるくなるなどの別の症状がでることもゼロとは言えません。
漢方薬を使用しためまいへの対処法は、体質改善とともに効果的ではありますが、
ご自身に合ったものを様子を見ながら適量摂取することが大切です。