いつもの事で我慢している○○は自律神経失調症の初期症状かも!?
こんにちは、病院では治らない症状を改善させるプロ
福井市のおぐら鍼灸整骨院院長の小倉です。
突然ですが、自律神経失調症というとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
病院で病名がつかない症状に対して「自律神経の問題ですね」
といわれた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そのぐらい曖昧でかつ多様な症状を持つのが自律神経失調症です。
今回は自律神経失調症で起こる可能性がある症状を身体と心の両側面から見ていきましょう。
自律神経失調症は4タイプ
自律神経失調症は大きく分けて以下の4つのタイプに分けることが出来ます。
1. 本態性型自律神経失調症
生まれ持って自律神経が不安定な方を指し、自律神経失調症患者さんの約5%を占めています。
あまり割合は多くありませんが、低血圧であったり、
体力に自信がない虚弱体質の方に多い傾向があります。
2. 神経症型自律神経失調症
体調の変化に過剰に反応しがちな心配性の方に多いタイプです。
あまりに神経質に気にしすぎることから自律神経がバランスを崩すことで起こります。
3. 心身症型自律神経失調症
自律神経失調症の患者さんの中で最も多いタイプであり約半数を占めます。
日常生活で受けるストレスや不満などを我慢しがちな人に起こります。
愚痴や弱音などをはくのが苦手であり、周りの期待に応えようと頑張りすぎる
生真面目な性格の人に起こる傾向にあります。
4. 抑うつ型自律神経失調症
うつと非常に良く似た症状を表すこのタイプは、
ストレスを過剰に溜める完璧主義者の方に多く起こります。
趣味を見つけて自身でストレスを発散するということも苦手な方が多いのも特徴です。
身体に起こる自律神経失調症の症状
冒頭で触れた通り自律神経失調症は身体と心の両方に症状が出ることがほとんどです。
ここでは、身体に起こる様々な症状をご紹介します。
●身体全体
自律神経失調症の中でも多くの方が感じる症状であり、
疲労感、身体に力が入りにくい、異常発汗、震え、微熱、
眠りが浅いなどの睡眠障害などを感じます。
●顔・頭部
偏頭痛、頭が重い、後頭部の圧迫感、目の疲労、まぶたが重く感じる、
ドライアイ、耳鳴り、耳の詰まった感覚、喉の詰まりや異物感、
口の渇き、味が分からない、唾液の異常分泌など
●心臓・呼吸器・消化器系
動悸、胸が痛い、のぼせ、ほてり、冷え、息切れ、
息苦しい、シビレ、フラツキ、血圧の変動など、
血流に異常が出ることから突然暑さや寒さを感じがちです。
呼吸の急な乱れ、胃の不快感、下腹部のハリ、食欲異常、便秘・下痢を繰り返す
過敏性腸症候群も多い症状の1つです。
●泌尿器・生殖器系
残尿感、尿の回数が増える、男性であればインポテンツ
など性行為が難しくなったり、
女性の場合は生理不順や外陰部にかゆみがでるなどの症状が起こります。
●その他
肩こり、首の痛み、背中の張り、皮膚のかゆみ、発汗異常、
手のひらに汗をかく、手足の痛みなどが起こりがちです。
心に起こる自律神経失調症の症状
続いて心理的に感じがちな自律神経失調症の症状についてご紹介します。
●感情面
ハイテンションになったり、急に落ち込むなど情緒不安定になる。
すぐに怒る、落ち込むといった感情のブレも特徴です。
●強い不安感
原因がないのに急に不安感や恐怖感に襲われ、
人を信じられなくなったり疑り深くなりがちです。
●思考面
些細な細かいことが気になったり、悲観的になる、
落ち込みが続く、やる気が出ない、理由もなく自己嫌悪に陥ることが多くなります。
●行動面
集中力が低下したり、物忘れが増える、
いつも出来ていたことが出来ないといった行動異常が起こります。
ご紹介したように、自律神経失調症には実に多くの症状があるため、
見過ごされやすいのも特徴です。
疲れがたまっているのかな、無理をしたのかなと安易に考えず、
症状が続く場合は医療機関や当院に一度ご相談ください。
あなたのその肩こりや首の痛みは
もしかすると自律神経失調症の初期症状かも知れません。