安眠を妨げる「こむら返り」の原因は誰もが抱える○○不足?
こんにちは、病院では治らない症状を改善させるプロ
福井市のおぐら鍼灸整骨院院長の小倉です。
今回は「こむら返り」を引き起こす原因に潜む
3つの不足についてお話します。
え?こんな事がと思う身近な生活習慣の中に原因が潜んでいますよ。
1.ダラダラが生む運動不足
まず1つ目の原因は“運動不足”です。
学生時代は、何かスポーツをしていた人も、
年齢を経るごとに忙しさの中で身体を動かす機会が減ってきがちです。
仕事や家事に追われ、休みの日も家でゴロゴロして終わってしまう
という人も少なくないかもしれません。
運動不足になると、身体が硬くなるというのは良く言われることですが、
身体の硬さは筋肉の柔軟性に大きく影響します。
筋肉はゴムのようなものなので、
日頃から動かしているとスムーズに収縮します。
一方、普段動かしていないと、古いゴムのように柔軟性をなくしてしまうため、
いざ動かそうとした時に大きな強い力が必要となるのです。
そのため、朝起きぬけに伸びをするなど突発的な動きをする際に、
スムーズに筋肉が収縮できず「こむら返り」を引き起こしてしまいます。
ちなみに、事務仕事で座りっぱなしが多い、
立ち仕事で立っている時間が多い方も筋肉を動かさないことから、
運動不足と同じ状態だと言えます。
2.後にしがちな水分補給の遅れ
2つ目は“水分不足”によるものです。
私たちは、喉が渇くと水分を補給しますが、
実のところ身体はその時点で既にかなりの水分不足を起こしています。
筋肉はタンパク質でできていますが、割合でいうと実に75.6%が水分です。
つまり、水分が不足すると筋肉状態が悪化してしまうのです。
どういったことが起こるのかを以下にご紹介しましょう。
筋肉は筋肉繊維がいくつも集まってできています。
そこで筋肉の水分が失われると、筋肉同士がこすれあい、
スムーズに収縮することが出来ません。
また水分には、マグネシウムやカリウムなどのミネラル分が多く含まれています。
そのため、水分不足になるとミネラル不足にも繋がり、
ダブルで筋肉状態を悪くさせるのです。
喉が渇いたと思う前に、こまめに水分補給を意識したいですね。
特に夏場などにかく汗からは多くのミネラル分が放出されるので、
ただのお水よりもスポーツドリンクなどがおすすめです。
3.冷えによる血液循環の悪化
3つ目は、冷えによる血液循環の悪化によるものです。
特に筋肉が少ない女性には冷え症が多いものですが、
身体が冷えているということはエネルギー量が不足します。
よって冷えが起こると筋肉も動きにくくなります。
これは冬になると夏場に比べて、
身体を動かそうにも筋肉が硬い感じがするのと同じです。
さらに眠っている間は、
身体を動かしていないことからさらに血液循環が悪くなりがちです。
この状態から、身体を動かすと「こむら返り」が起こる確率は高くなります。
また、筋肉が冷えて血液循環が悪い状態でスポーツなどを行うと、
発生した疲労性物質を洗い流す血液が不足することから、
筋肉内は疲労性物質が溜まり放題となるのです。
疲労を溜めにくい柔軟な筋肉にするためには、
激しい運動ではなく有酸素運動などを行い、
筋肉を温め良好に保つことが大切です。
いかがでしたでしょうか?
これら3つの原因にあてはまる方は「こむら返り」予備軍です。
日頃から、適度な運動と水分補給に努めましょう。