お風呂上りに○○をするだけ!自律神経失調症を緩和する方法
こんにちは、病院では治らない症状を改善させるプロ
福井市のおぐら鍼灸整骨院院長の小倉です。
病院の薬にばかり頼りたくない。
自分で何か簡単にできることがあればやってみたいとお考えのあなたに、
今日からできるストレッチ法をご紹介します。
自律神経失調症にストレッチが効果的な理由
ストレッチというと身体が硬い人がするもの、運動前にするものと考えがちですが、
自律神経失調症の症状の緩和にも効果的です。
少し専門的な話になりますが、自律神経には活動的な時に働く「交感神経」と
リラックス状態の時に働く「副交感神経」の2つがあります。
そして、自律神経失調症を抱える方に多いのが
このバランスが崩れ「交感神経」に偏りがちであることです。
その為、常に心が落ち着かない、眠れないといった症状が出てしまいます。
ストレッチは有酸素運動であるため、
呼吸を整えることで自律神経のバランスを整えることができます。
また、マッサージなどと同じでストレッチをすることで凝り固まった筋肉がほぐれると、
β―エンドルフィンが脳下垂体より分泌されます。
そして同時に「副交感神経」が優位に働くようになります。
こういった2つの理由から、
ストレッチは自律神経のバランスを整え、自律神経失調症に効果的なのです。
首周りの緊張をとるストレッチ1
前述で呼吸を整えることが、自律神経のバランスを整えるのに有効だとご紹介しましたが、
それに関係するのが首周りの筋肉です。
特に首の前部にある「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という筋肉は、
後頭部から鎖骨に向かって大きくつきます。
呼吸をする際に、私たちの身体の中では肋骨が開き同時に鎖骨が羽のように動きます。
そこで、鎖骨についている「胸鎖乳突筋」が硬くなると呼吸がしづらくなったり、
浅くなってしまいます。
では、早速「胸鎖乳突筋」のストレッチ法をご紹介しましょう。
1.背もたれのある椅子に深く腰掛けます
2.ストレッチする側の鎖骨の上に左手の手のひら全体を置き、
下方向に軽く引っ張ります
※まずは右側から伸ばす場合
3.首を左側に傾け、さらに首を後ろに倒します
4.首の前側に伸ばされている感覚を感じる位置を保ち、10秒伸ばします
「胸鎖乳突筋」は大きな筋肉ですが、常に重たい頭を支えていることもあり、
非常に緊張しやすく疲労しやすい筋肉です。
また無理をすると傷めたり、寝違えの原因にもなりますので、
ゆっくりと少しずつ伸ばしていくように気を付けましょう。
首周りの緊張をとるストレッチ2
なんと体重の約10%を占めています。
つまり、50キロの方は5キロ程度の重さがあります。
この頭を支えているのが頸椎と呼ばれる首の骨であり、
先程の「胸鎖乳突筋」と「肩甲挙筋・上部僧坊筋」なのです。
首の前部の筋肉をストレッチした後は、
拮抗筋である首の後部の「肩甲挙筋・上部僧坊筋」もストレッチしましょう。
前後にあるこの筋肉はどちらかが固まると、
逆側の筋肉を引っ張り緊張させるなど相互に影響を与えます。
では、「肩甲挙筋・上部僧坊筋」のストレッチ方法です。
1.背もたれのある椅子に深く腰掛けます
2.首を左側にしっかりまわし、その後下にうつむきます。
※まずは右側から伸ばす場合
3.左手の平から腕を右側の側頭部に沿わせるように置き、左下方向に倒します。
4.右首後ろ側に伸ばされている感覚を感じながら10秒伸ばします
これらのストレッチをする時に大切なのは、
リラックスすることと呼吸を止めないことです。
特に伸ばしている時に、
ふーーっとお腹から息を吐き出すようにすると効果的ですので、
是非試してみてください。