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ギックリ腰
レ 重いものを持ったら電気が走るような痛みが出て動けなくなった
レ 少し違和感を感じる程度だったのに時間と共に徐々に痛くなって動くのも辛い
レ トイレも這っていくほど痛い
レ 病院でヘルニアが原因だと言われたが手術するほどではないと言われ痛み止めだけもらった
レ 腰だけでなく足や背中の方まで症状が広がってきた
レ ギックリ腰はなんとなく治って来たけど癖になるのが怖い
あなたの症状は上のどれかに当てはまるのではないでしょうか?
もしあなたがお金をかけても
・早く治したい
・ギックリ腰を再発しづらい状態にまで治したい
・根本的に治したい
という考えが強い場合には以下にどう考えていったら良いかを
なるべくわかりやすく説明していきたいと思っていますので
是非参考にしてみてください。
・あなたの今の状態を把握する
先ずあなたの症状がどの程度重症なのか冷静に分析してみて下さい。
・痛すぎて歩くのが辛い
・痛みの峠は越えたようだが、まだ痛い
・なぜか違和感が残る。完全に治したい
①痛すぎて歩けない・冷静になれないっていう方は・・・
病院に行きましょう!
ギックリ腰は重傷な方は歩けないほどの痛みを伴います。
この場合は、頑張って整骨院や整体・マッサージに行っても満足に治療できる態勢になることが難しいです。
やっと頑張っていっても報われない場合が多いですので、
病院に行って痛み止めなどの薬をもらって試してみましょう。
(整体師やマッサージ師は神様ではありません。何でも治せるという考えは過剰評価です)
車の乗り降りも困難な場合には、救急車を依頼しましょう。
どうしても病院が嫌な方は、少しずつでも身体を動かしましょう。
ギックリ腰は安静が一番だという考えはもう古いです。
安静を続けるとどうなるのか?
おそらく少しずつ痛みが増していきます。
ギックリ腰が起こった時は患部の近くにある筋肉が過度に緊張状態(スパズム)にある可能性が高いです。
その状態で安静(我慢して動かない)と原因筋の拮抗筋も自己防衛の為緊張状態になり徐々に身体の可動域が狭くなります。
無理のない範囲でゆっくり少しずつ体を動かす方が治りが良いでしょう。
②発症から1~2日経って痛みの峠は越えたけど、まだ痛いという場合
この程度まで来たら整体院や整骨院に通うのをお奨め致します。
・病院ではどのような治療が行われるのか?
病院に行ったら大抵レントゲン検査をします。
そしてほとんどのケースで異常なしと言われます。
痛みがあるのに異常なしとは何ぞや?
と思うかもしれませんが、
これは医学的初見として異常なしということです。
具体的には客観的に画像で見た上では
骨折や脱臼など見て解る
異常な所見は見当たりませんという意味です。
(ギックリ腰で骨折や脱臼が原因というケースは稀だと思います)
決してあなたに症状があるのは気のせいだとか
どこも悪い部分がないという意味ではありません。
(このような場合には筋肉や神経・靭帯など
画像所見では異常が見つかりにくい所に炎症などの異常がある場合が多いようです)
そのような結果が出た場合ドクターは痛み止めを処方すると思います。
ですが健康意識の高いあなたならお気づきかと思いますが、
服薬は対処療法で根本治療ではありません。
(ただし、急性期を対処療法で凌ぐのは有効な方法だと思います)
・なぜ病院より整体院や整骨院が良いのか?
私たち柔道整復師や鍼灸師は患者さんの身体に触れて検査をしたり
動きを見て異常を見つけたり
外から様々な刺激を与えて患者さんの身体の回復を促します。
私の経験上ギックリ腰で完治しない(もしくは再発しやすい)原因は
背骨や骨盤、下肢の骨の位置がずれていることです。
これが出来るのは多くの症例を身体に触れて治している
治療家だと考えています。
骨の位置を元に戻すとみるみる目に見えて改善していく症例を
数多く経験しています。
・対処療法だとどのような弊害が考えられるか?
完治が遅くなったり、完治しなかったり
ギックリ腰になりやすい身体になる場合が
ありうると考えています。
ギックリ腰の原因
これは専門家でもいろいろな意見がありはっきりとはわかりません。
大きな外力が原因となる場合もありますが、大抵は普段のちょっとした動作が
原因になることが多いです。
そこで私は直接的な原因を探すより
ぎっくり腰になりやすい身体になっていたことが問題であると考えています。
具体的には、
【徐々に骨の位置がずれていってしまうほどの姿勢の偏り】
が原因ではないかと考えます。
姿勢の偏りによるバランスの崩れた状態があって
そこに何らかの外力が加わってバランス均衡の限界を超えた際に
一気に症状が出るのではないかと考えます。
姿勢に偏りがあるとは具体的には
【ずっと同じ姿勢をとり続けている】
ことです。
このような状態にある方がしばしばギックリ腰を起こします。
例・長距離運転手
・長時間デスクワーク
・前後左右に偏りがある単一作業を繰り返す労働
・ギックリ腰治療における根本治療ってなに?
一言でいえばギックリ腰になりにくい状態(健康な状態)に限りなく近づける施術
だと考えています。
私が考える根本治療はこの骨のズレを正常な位置に戻すことと
姿勢をバランスが取れた状態に戻すことにあると考えています。
おぐら鍼灸整骨院のギックリ腰(急性腰痛症)に対する治療方針
問診・動作テストを通して経過を判別します(急性期か回復期)
・急性期は炎症の早期消失・筋肉の緊張軽減を狙って電療などの物理療法をします。
軽い骨盤矯正なども加える場合があります。
難治性の場合には鍼治療を加える場合もあります。
一般的に行われている冷やすことはあまりしません。
腰を冷やしてもいまいち効果があったことがありませんし、
以下のような研究結果もあります。
・回復期は温熱療法を加えてより積極的に
炎症の早期消失・筋肉の緊張軽減を狙っていきます。
加えて骨格・骨盤矯正を積極的に行います。
おぐら鍼灸整骨院独自の施術法
・経過を判別する
急性期
痛みが強く炎症が強いと考えられる状態
動作に著しく制限がある場合など
回復期
症状の強さで峠を越え徐々に治り始めた状態
当院ではギックリ腰の急性期の患者さんには3つの施術を行います
①ハイボルテージで深部の筋肉神経にアプローチ
②筋膜リリースで表層筋の筋膜を剥がして循環を促す
③軽い骨格・骨盤矯正で骨格を正常な位置に誘導
回復期
①温熱療法を加える
②骨格・骨盤矯正を積極的に加える
最後にゴールをどこに設定すると良いかをアドバイスさせていただきます。
多くの人は、痛みが軽減すれば大丈夫だろうと考えます。
ですが、お薦めなのは、痛みがなくなって、
ちょっとした違和感もなく、ぎっくり腰前に完全に治ったと
言えるようになったら完治と考えましょう。
そうでないと、まだ骨のズレがあり、
中には慢性化して、ぎっくり腰を頻発する方がいます。
そうならないために、しっかり治して、完治させることを
意識してください。