整骨院での腰痛治療で保険を効かせるためのポイント

病院を受診する際は、
何の疑いもなく窓口で保険証を提示しているかと思います。
そして支払いの際も健康保険が適用されることから
3割の自己負担分のみを請求されていますね。

しかし病院以外の例えば整骨院で治療を受ける際に
気になるのが健康保険が使えるのかどうかという点でしょう。

これは病院以外で治療を受ける場合は
症状によって使えるものと使えないものがあるからです。

今回は整骨院で腰痛治療を受ける際、
保険を効かせるために知っておきたい2つのポイントをご紹介します。

1.治療を受けるのは1か所のみに限定していること

腰痛の症状で、同時に病院にも通っている、
そして整骨院にも通っているという場合は
その両方に保険を適用することはできません。

一つの腰痛で保険を使って治療を受けるには
基本的に病院なら病院、整骨院なら整骨院１つに絞る必要があります。

整骨院に通われる多くの方が、
病院での腰痛治療で改善が見られなかった、
効果を感じられなかったという理由で来院されるため、
同時通院は考えにくいという点もあります。
しかし、大事なことなのでご紹介しておきます。

2.急性腰痛にのみ保険適用可

整骨院で腰痛治療を受け、
保険適用となるのは腰痛でも急性の腰痛の症状に限ります。
また急性の腰痛症状は、挫傷や外傷が原因となっているものに限られます。

もう少し掘り下げてご紹介すると、以下が明確である必要となります。
・腰痛が出た原因がはっきりしていること
・腰痛が出た日時がはっきりとしていること

そして健康保険の申請は整骨院の先生があなたに代わって行いますので、
問診時に
いつ何をしていてこの腰痛が起こったのか
ということをきっちりと伝えることが大切です。

また後日、健康保険組合から患者さん宛てに、
整骨院での治療内容が保険適用で問題ないかを確認する書類が届くことがあります。
数日後であれば覚えているでしょうが、
数か月後に届くことが多いため、何と伝えたか忘れてしまう方も多いものです。
しかし、そこで曖昧な回答を記載してしまうと、
保険適用が取り消しになり残りの7割も自己負担となる可能性があります。

そこで、レシートの裏や手帳にでもメモをとって置くことをおすすめします。

整骨院で健康保険を適用し、
治療受ける際に知っておきたい2つのポイントについてご紹介してきました。
もし不明な点や不安な点がございましたら、いつでもお問い合わせくださいね。