左側だけ痛む腰痛で考えられること

一口の腰痛と言ってもいつも左側だけ痛む
という部位が限定されているもののあります。

腰全体が痛むのでなく、片側だけが痛む場合
不安になってしまいますよね。

今回は、左側だけ腰が痛むときに
考えられることについてお話ししましょう。

歪みによる腰痛

まず1つ目は、背骨の歪みによるものです。

いつも片側の足を上にして足を組んでいたり
横座りをする、左右不均等な姿勢を長時間している、
背中が丸まっている姿勢の悪い方
に起きやすい症状です。

左側だけが痛み、かつ身体を
左に捻ったり倒すと痛い、物をとるなどする際に
身体を回す際に回しにくいなどの症状が出てきがちです。
動作のはじめや、腰を曲げる時にも痛みを感じます。

このケースは歪みによって筋肉も左右の
アンバランスがでてしまっていることが
多く見られますので、歪みの矯正が必要です。

神経圧迫による腰痛にはいくつかのケースがあります。

・椎間板が側に飛び出て神経を圧迫しているケース
※腰部分の椎間板は基本的に後方に出る傾向にあります

・腰椎の間を通っている神経の通り道「脊柱管」が
せまくなり神経が圧迫されているケース

・腰の骨が前方にすべっているすべり症、亀裂が入って
分離している分離症によって神経が圧迫されているケース

最初は、左側がなんとなく重い、痛いという症状ですが
進行すると左足に痺れなどを感じるのも大きな特徴です。

腰の筋肉や骨格などが原因ではなく
内蔵の異常が原因で腰痛を感じることもあります。
例えば、胃腸、すい臓、脾臓、腎臓などの
臓器の異常が考えられます。

なかでも特に多いのが腸と腎臓です。
腸の胃腸の場合は、腹痛や下痢・便秘
お腹のハリ感などを併発することが多くあります。
腎臓の場合は、朝一の腰痛やむくみが出たり
体勢に関係なく痛みが起こりがちです。

また子宮内膜症や子宮筋腫といった
女性疾患が原因で左側に腰痛が
出るケースも少なくありません。

さらに卵巣に異常がある場合も左側に
痛みが出やすいとされています。
腰痛は内臓異常の可能性もある
ということを知っておきましょう。

左側に起こる腰痛は、骨盤を含めた
身体の歪みや筋肉のアンバランス、神経圧迫
さらには内臓の異常によるものなどがあげられます。
注意して早めのケアを行ってくださいね。