事故直後は気づきにくい!むちうち症状の特徴をチェック
交通事故にあった時、多くの方が経験するのが「むちうち症状」です。
ただし、この「むちうち症状」というのは、
事故直後は気づきにくいという落とし穴があるのです。
今回はむちうち症状の特徴についてお話していきましょう。
むちうち症状はすぐにはでない
交通事故にあった時、警察に通報し事故の届けをした際に、
相手の方とも連絡先の交換をしますね。
そして念のため、病院に行くようにということは良く言われることです。
しかし、事故の程度が軽度であると、
たぶん大丈夫だろうと病院に行かない人が多いのです。
それは、症状の特徴として、
事故をしてすぐには症状が身体に表れないという落とし穴がある為です。
事故後のむち打ち症状が出るタイミングなどには個人差がありますが、
事故から数日たってから出始め2週間程度の間に症状を感じるという人がほとんどです。
人によっては、1ヶ月もしてから、
なんだか調子が良くないと感じる人もゼロではありません。
その為、事故にあった時は、特に症状がなくても念のため、
整骨院などを訪れ診察を受けておくことをお勧めします。
むち打ちってどうやって起こる?
むち打ちはどうやって起こり、
身体の中ではどんなことが起こっているのかを見ていきましょう。
むち打ちは車の運転をしているときに、
予期せずぶつかってこられた時に起こる症状です。
頭の重さと言うのはボーリングの玉ぐらい、約5キロほどもの重さがあります。
そんな重い頭に衝撃が加わると、
鞭うったように首は前後に大きく振られてしまいます。
それによって、首の周りにある神経が引き伸ばされたり、
圧迫されて損傷を受けたりすることによって、むちうち症状は起こります。
簡単に言うと、神経が損傷を受けてしまった状態です。
ちなみに一旦神経が損傷をうけたり、炎症を起こしたりすると、
完治するまでには半年はかかるとされています。
それは神経というのは再生能力が低い細胞だからです。
そのこともあり、むち打ちを放置してしまうのは非常にやっかいなのです。
むち打ち症状にはどんなものがある?
では、具体的にむち打ち症状にはどんなものがあるのかをご紹介しますね。
・首の後ろや後頭部のじんわりとした重痛さ・だるさ
・頭痛、頭重感
・首を動かす時の痛み
・首や肩、背中などのコリ感
・目の疲れ
・めまい、吐き気、耳鳴り
・食欲不振など
このように、症状は多岐にわたり、
症状の度合いも日によって異なることもあり様々です。
中には、このぐらいは大丈夫、
忙しいから仕事が落ち着いてから治療しようと思って放置する方もいます。
しかし放置すると治療の効果も得られにくくなりますし、
完治するのに時間もかかってしまいます。
また季節の変わり目に痛みが出る、
肩こりなどがひどくなるといった後遺症などを起こしてしまう事も考えられますので、
むち打ち症状は早めに集中してしっかりと治療を受けることが大切です。